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2008年3月12日 (水)

高橋尚子選手と健康

この間の名古屋国際マラソンの高橋選手には心から敬意を表したいと思います。半月板の手術をして、1年も経たないうちにフルマラソンを完走するなんて、よほどの精神力とそれをカバーする強靭な肉体がなければできないことです。

が、、、余計なお世話ですが、一方で、今の彼女を見ていると、とても痛々しく感じてしまうのです。ケガが痛々しいのではありません。何と戦っているのか分かりませんが、今の彼女は自分を追い込むことでしか安らぎを感じられなくなってしまっている気がします。いつも交感神経優位な(戦いモード)状態なのです。取材や記者会見で、極端に”夢”にこだわる姿や、ずっとしゃべっていないと不安になってしまうかのように話したてる彼女の姿は、私には夢と希望をあたえてくれるアスリートには見えなかった。今の彼女は、一人で何もかも決めてしまっている責任感の強さから、そうなると体を壊す事でしか休める方法がない(終われない)状態になっている気がします。どこまでやっていいのか、どこでスイッチを切っていいのか分からない・・・。私の話をしても、彼女とは月とすっぽんなので説得力はないのですが、私も大学時代の部活で、まともな指導者がいない中、チームを強くしたい一心で、追い込んで追い込んで、結局体を壊し、足に人工靭帯を入れるまでになってしまった経験があります。

試合後、あれだけ疲れているはずなのに、疲れを見せないはっきりした態度は、一睡もできずにマラソンを走ったのではないかと思われるぐらい、神経が過敏になっていた気がします。走る前から心も体もボロボロだったと思います。

私達は、夢を追っている彼女のすばらしい一面しかマスコミを通して見られないのですが、このままでは、彼女は壊れてしまうのではないかと、とても心配です。適度な負荷は、精神や肉体を強靭にしていきますが、追い込まれた状態は、心と体を逆に壊していきます。誰か彼女の周りで、少し休んでいいことを言ってあげられる人はいないのでしょうか。今はケガですんでいるのですが、これが健康にまで影響が出てしまうと大変なことになってしまいます。

高橋選手のことはこれからもしっかり応援していきたいと思っています。どうぞ、今は夢なんて捨てて、これからはもっと贅沢に、自分らしく楽しんでください。それでなくても、青春時代マラソン一筋で、今まで一生懸命ばんばってきたのですから。。。

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